2014年4月9日水曜日

敗北の後の祈り

今日は詩篇80篇を学びました。イスラエルの石垣が破られ、国土が蹂躙されている、そのような時に、信仰者はどう祈るのか。4節には、主なる神様が、民の祈りに怒りを燃やしておられるという状況すら、歌われています。真心からの悔い改めをもたない、中途半端な態度での祈り、ただ自己中心的な願いばかりの祈りは、むしろ神様の怒りを買うこと。しかしそれでも詩人は祈ります。自分たちの救いにとって肝心なことは、神様が状況を「もとに返して」くださること。「御顔を照り輝かせて」くださること。17節では真の王が到来し、神様がこの王様を祝福してくださって、民の救いの実現することが願われています。この詩人の祈りは確かに聴かれ、やがて神様は真の王である主イエス・キリストを地上に送り、心の王国である神の国を堅く打ち建ててくださったのでした。
 「万軍の神、主よ。私たちをもとに返し、
  御顔を照り輝かせてください。
  そうすれば、私たちは救われます。」詩篇80篇19節

0 件のコメント:

コメントを投稿