2013年12月11日水曜日

おお牧場は緑

今日は詩篇65篇を学びました。これまでは戦いや試練の詩篇が続いていましたが、詩篇65篇は、神の前に静まり、また賛美し、罪赦されたものとして礼拝の恵みにあずかる、平安の詩篇です。5節から8節では、驚くべき自然界の姿も、神の支配の中にあることが歌われ、9節以降は、地に水を注がれる神、穀物を与えてくださる神、自然の恵みが豊かに歌われていました。「おお牧場は緑」を歌いたくなりましたので、調べてみましたら、なんと訳者は中田羽後先生、ヘンデルのメサイア他、おびただしい聖歌を翻訳された教会音楽家の氏が、NHK「みんなの歌」の一番最初に歌われたものを訳詞されていたとは驚きです。そして筆者は個人的に推測します。「おお牧場は緑」を訳される時に、中田羽後先生は詩篇65篇の言葉など、頭の中にあったのではないかと。

2013年12月4日水曜日

苦いことばの矢

今日は詩篇64篇を学びました。今日の詩篇も敵との戦いの中にある詩人の祈りですが、敵の姿が3、4節に描写されています。
「苦いことばの矢を放っています。」
ところが、詩の後半7節で、今度は、神様が、その人々に向かって同じように矢を射掛けられるという。
不法に人を傷つける言葉を吐く輩は、その仕打ちが我が身にかえってくるということでしょう。
詩篇は詩篇を自分の祈りとして祈るだけでなく、そこに登場する悪者に自分は該当していないか、ということを問われる言葉でもあります。それぞれの置かれた立場を思いやる事もなく、自分の立場から勝手な文句ばかり口にして、人を不用意に傷つけていないか。自分を顧みさせられたことでした。