2012年4月18日水曜日

彼らの病のとき、私の着物は荒布だった。

今日は詩篇35篇を学びました。本筋とは異なるのですが、詩人の祈りの美しい姿が描かれています。「彼らの病のとき、私の着物は荒布だった。」詩人は友人の病に苦しむ姿を、おのれの苦しみ、悲しみとして、癒されるよう祈ったのでしょう。断食してたましいを悩ませ、とも言っています。親しい友が苦しんでいるのに、のうのうと食事などしておれないという、友として共感なのでしょう。私の祈りは私の胸を行き来していた。母の喪に服するように、私はうなだれて泣き悲しんだ。結局は、これほどまでに祈っていた友が、今、自分を裏切っている、そのことの方が、祈りの主題なのですが、しかし、友の苦しみの時に、共に苦しもうとする、共に悲しもうとする詩人の生き方に胸を打たれる思いでした。

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