2012年1月6日金曜日

夏草や

「夏草や兵どもが夢の跡」とは芭蕉が奥州高館を訪れた時の句ですが、夏草の生い茂る姿に悲劇の歴史、弁慶、義経らの死を思っています。聖書通読マナはイザヤ書34章35章。ここで預言者イザヤも諸国の滅亡の姿を見つめています。「そこの宮殿にはいばらが生え、要塞にはいらくさやあざみが生え、ジャッカルのすみか、だちょうの住む所となる。」権威を礼賛する歴史観ではなく、失敗を見つめること。そこに何があったのか、なぜそこは廃墟となったのか、この視点に立つことが大切なことではないでしょうか。

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