2014年2月12日水曜日

こんな祈りを本気で祈り続けられるか

 今日は詩篇72篇を学びました。タイトルには「ソロモンによる」とあり、20節には「ダビデの祈り」とある、中身はどちらのものともとれる筆致。ダビデの遺言的なメッセージを、ソロモンがまとめたのでは、との説があります。
 そこには「王」、一つの国の指導者たるもの、公正と義によって国を治めるべきこと、王がそうであるようにとの祈りが記されています。
 至極もっとも、しかし、そう祈って、現実、かなうかと考えると、信じ難い。祈り続ける事を諦めるのが人間ではないか、と思われてしまいますが、そうでない、少なくとも、聖書を聖書と尊ぶ民は、この祈りを諦めずに祈り続けて来たのだと驚かされます。
 ダビデ、ソロモンの良き時、以外に、この祈りが聞かれたように思えること、イスラエルの歴史にどれほどあったことだろうか。しかし、信じる者は祈り続け、真の王の到来を待ったのです。信仰の道はどこにあるのか。神様が教えてくださるのでなければ、人知では到底たどりつけないものと改めて教えられます。

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