2013年5月8日水曜日

ソロモンの神殿建設

今日は列王記第一の6章より、ソロモン王の神殿建設を学びました。まず1節で出エジプト以来の年月が数えられていることに注目させられます。約束の地を与えるとの神様の約束が、ただの土地の所有だけでなく、1つの国民として繁栄をゆるされて、神殿建設にまでこぎつけたことを聖書の記述者は覚えているわけです。アブラハムからおよそ1000年、モーセからおよそ500年、目に見えない神様の忍耐深い導きを覚えさせられると同時に、またその神を信じて歩んだイスラエルの民の信仰も教えられます。そして、2節から10節までは神殿の各部分のサイズ、14節から36節は内装その他。神殿の目に見える部分の概要が記録されている、その記述の間にはさまって、11節から13節のもっとも重要な主の言葉が記録されています。「…もし、あなたがわたしのおきてに歩み、わたしの定めを行い、わたしのすべての命令を守り、これによって歩むなら、…。わたしはイスラエルの子らのただ中に住み、わたしの民イスラエルを捨てることはしない。」神殿は、幕屋を受け継いだ「神、ここに居ますしるし。」しかし、しるしはしるしであって、その本質は「御言葉」を守り行う神の民と、神は共にいてくださる、その本質は忘れてはならないことでした。神の言葉に聴いて従い行う、信仰の生活の実質があってこそ、神は共におられるお方なのでした。ですから、ソロモンの晩年の堕落、偶像礼拝は王国に分裂をもたらし、やがて国は滅亡の時を迎えるのです。

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