2011年11月10日木曜日

Jesu meine Freude

本日は家庭集会、メンバーのお一人Oさんが、参加している合唱団で取り上げる合唱曲、J.S.バッハのモテット"Jesu meine Freude"を取り上げて、その歌詞と挿入されているローマ人への手紙8章の聖句を学びました。私は教会音楽を専攻に学ばさせていただきましたが、カンタータに比べて地味なモテット、これを正面から学んでみる機会は初めてでした。驚きました。「バッハはこれまでに存在していたあらゆるジャンルで最高の作品を書いた」その言葉が、このモテットにもあてはまることに唸らされた次第です。全6節からなるドイツコラール。その間に挿入された聖書の言葉は、讃美歌の心情の展開を、教理的に裏付けています。そしてその言葉に付された音楽は、言葉をよりいっそう印象的に私たちに伝えています。人間の声のみが素材で、器楽などの助けは、あっても補助的なもの。切り詰められた可能性の中で、しかし、比類なき高み達する芸術、教会音楽作品。かめばかむほど味わいが増す人類の遺産。救われたキリスト者は実際どのようにして成長するのか。家庭集会は小さな集いですが、皆さん意欲的に学んでくださって大変すばらしい時を過ごす事ができました。バッハの音楽がそもそも魅力的ですし。Oさんのコンサート本番が本当に楽しみなこととなりました。

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