2011年4月13日水曜日

ヨブ記33章

 今日の学びはヨブ記33章でした。真実を語らなかったと評価を下されている友人たちの言葉と違い、エリフの言葉は、何のフィルターもなく、私たちに突きつけられています。だから、そのまま丁寧に読むことが必要。そして丁寧に読んでいくと、エリフが年輩者を立てて長い間沈黙を守っていた若者であり、勇み足を踏むような人物でないのだということを思い知らされます。
 納得出来ないことがあるから語るけれど、自分だけが正しいとも思っていない。そして彼はヨブの言葉をよく聴いています。一般論を語ってヨブの苦しみにも悲しみにも近づくことのなかった友人たちとは大違いです。
 エリフの言っていることはヨブの問題点を確かに突いたのか?わかりません。ただ言えることは、友人たちにも確信を変えなかったヨブに厳しくも丁寧に論じ合って行くエリフの言葉は、正しい信仰の隘路へ、わたしたちを引き上げる力を持っているということです。
 信仰の道を選びとった次の瞬間、不信仰に陥るということが、私たちにはありうることだと思うのです。そしてそれは間違わない方が良い明らかなミスなのです。

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