2011年3月23日水曜日

あなたはお答えになりません。

 今日、夜の祈祷会は計画停電の時間帯に入っています。でもまだ電気、通じています。電気が落ちる前に今日のブログを投稿できますでしょうか。
 今日はヨブ記の30章でした。ヨブの最後の主張、29章の幸いな過去の回顧と対を為す、現状の掘り下げ。かつて誰からも敬われた過去と対照的な、誰からも蔑まれている現状、そして、共におられた神が答えてくださらないように見える現状のつらさ。ヨブは神様が自分を「泥の中に投げ込み、私はちりや灰のようになった。」と現状を告げます。
 この章ほど、先のヨブの妻の言葉にリアリティを与える章はないのではないでしょうか。「神を呪って死になさい。」
 しかしヨブは苦しみに悶えながらも、信仰を手放さないのです。答えられないように見える神が答えてくださらないとは思わない。
 そして聖書は、そのヨブの信仰の選択が間違っていなかったと私たちに教えています。どのような時にも善なる神様がおられることを否定する必要はないのだ。信じ続けることが間違っていないのだ、聖書はそう教えているのです。

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