2013年8月1日木曜日

大王の都

昨日は詩篇48篇を学びました。ソロモンの神殿が存在していた時の情景、しかし讃うべきは宮ではなく、そこにいます神。2節に不思議な言葉が登場します。北の端なるシオンの山は大王の都。古代オリエントの神話では、神々が北の山に住まうという、その神話を逆手にとって、天地万物の創造主なる唯一の神が住むシオンこそ、その「北の山」なのだ、神々ではなく、諸王でもなく、全宇宙に唯一の「大王の都」なのだと歌うのです。
しかし今やエルサレムの都はかつての姿を失っています。ユダヤの民はこの詩篇と現状を見比べた時に何を思うのでしょう。
イエスを信じる者には、マタイの6章の言葉が響いてきます。
「しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。」神が装わせた野の百合の方が美しいと。まして人間は野の草よりも神に愛されていると。
またパウロは言います。あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っていると。
他ならぬわたしが神の霊を宿す事のできる尊い存在であること、忘れずに生きるものとさせていただきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿