2012年5月16日水曜日

信仰者は

その生涯の晩年に悟りと平安に達するのであろうか。詩篇39を読む限りでは、生涯の終わりの近いことを感じつつも、詩人は達観の域に到達しているとは到底言えない。心の悶えがあり、命のはかなさが思われ、霊の弱り果てていることを神に訴えている。赤裸々で弱々しい霊は、凡人と何も変わらないように見える。しかし、そのことを聴いてくださる神を信じて祈る、それだけが、信じる者と信じない者をへだてることになるのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿